
ギリシャのオリンピアは、4年にスポーツの祭典オリンピックの発祥の地です。オリンピックの聖火は、古代オリンピア遺跡のヘラ神殿で点火されます。
ここオリンピアは、遺跡を除くと何もないといって良いほど、静かな町です。
オリンピアの名前の由来は、聖なる山オリンポスからきているといいます。
この地は、「聖なる森アルティスの礼拝地」として知られてきました。
ゼウスの父クロノスの神域が現在のクロノスの丘のあたりに建てられましたが、ゼウスが父に代わってオリンポスの山の神となると、ゼウスの聖なる巡礼地として繁栄したのです。
見どころは、オリンポス遺跡です。
ドーリス式とイオニア式というとき、ドーリス式は、柱がどっしりとして太く筋が少ないのが特徴です。
一方イオニア式は細い柱で、数が多く、柱墓をもつのが特徴です。
ヘラ神殿はゼウスの妃ヘラを祀ります。
ここから発掘されたのが、プラクシテス作「赤子のディオニソスをあやすヘルメス像」です。
この像は、オリンピア博物館に収められています。
使者ヘルメスが、嫉妬に狂ったゼウスの正妻ヘラからディオスを守るために、ニンフ(妖精)たちに届けようと姿を描いたものです。
ギリシャの首都アテネから西方に85km行くと、コリントス運河に出ます。
本土からペロソネス半島に陸路から入るには、コリントス運河を越えなければなりません。
コリントス運河は、6343m、幅23mで、エーゲ海とコリンティアコス湾を結び、水位が一定に保たれている運河です。
コリント地峡の丘を一直線に縦断しています。
運河を渡った向こう、ペロソネス半島へと海外線から足を踏み入れると、ブドウやすもも、レモン、オレンジの甘い香りが潮風の匂いに変わるようにただよってきます。
実際、その計画の実現を企てたのはローマ皇帝ネロといわれています。
19世紀末に運河は開通したのです。
ペロソネソス半島の入り口は、コリントスに代表されるコリンティア県です。
コリントスは、古代ギリシャで繁栄した商業都市です。
古代コリントスの遺跡に入ると、まず「ペイレーネの泉」が目に入ります。
神殿、祭壇などの遺跡が並んでいます。
北側にはアポロン神殿が紀元前6世紀の中ごろの姿をそのまま残しています。
石柱のうち7本が現存しています。
音楽堂(オデイオン)の遺跡もみることができます。